「エアコンの〈吹き出し口〉から水が滴るんです…」
とのことで出動したよろず屋です。ご依頼者曰く「大丈夫な時は大丈夫なんですけど…」
室外機を拝見させていただきまーす!
正確には室外機ではなく…ドレンホース(ドレン菅)を!ドレン菅は室内機から壁を貫通して屋外に…ぴよっと出ているホースです。通常であれば冷房稼働時にここからドレン水と呼ばれる水がでます(基本的には暖房時は水は出ません…基本的には)。
このホース先又は途中で詰まりがあると
室内機内に水が溜まってしまい、水漏れが起きます。案の定の管の先っぽが荷物で埋まっておりました。
使わなくなった「組み立て式ラック」を1年弱ほどベランダに放置していたそうで…。
今回の事案はちょっと複雑でして…。物理的に組み立てラックがホース先を塞いでいたわけではないんですね。本来ならばドレン菅から排出されたドレン水はベランダの側溝に流れ出るはずですが…
組み立てラックが雨風によって風化・腐食し崩れており…
これにより、ドレン水が最短距離で側溝へ行かず、溜まってしまったんですね。加えてドレン水はスライム化することが多いです。
空気中の細菌・雑菌やエアコン内のカビ、我々は部屋の中で何気なく生活活してるわけですが…我々の呼気の中にも細菌は潜んでおります。このスライム化を粘液とかバイオフィルムといいます。
行き場を失ったドレン水が滞留しバイオフィルムとなってしまいました。加えてホース先に…逆流弁というか
防虫キャップがついておりまして…
しかも網目が細かすぎてちょっとスライム化するともうだめだよね。。水の表面張力だけで塞がってしまいそう。。
これね、よろず屋的にはあまり意味がないんじゃないかと思う代物なんだけど…。たしかに虫は入ってこないかもしれない…の前にこんな狭くて長いホースの中を虫が通りこしてくるか??と疑問に思う。夏場はエアコン使ってるから常に水が通ってるだろうし…せめて、夏場意外にキャップするなら…まだわかんるんですが…。
というわけで、防虫キャップを清掃&ドレンホース内を吸引し、水漏れ解決!!
皆さん、ドレンホース先には物を置かないように!!